春夏はマダニに注意
マダニに刺されてしまいました!
ダニというと、カーペットや屋内のイメージだったのですが、こちらでダニというと、マダニ(Tick)。
温かくなった時期に出てきて、草むらの草にひそんで獲物を待っているとか。
肌に吸着し、血を吸うと黒くなって、そのままとどまります。
ワンコ飼いで、毎日散歩に出ているので、そのときもらってきた模様。
犬は内服薬を定期的に飲んでいるので、ダニが吸血しても、ダニが死んで勝手に剥落するようですが。
人間は無防備だったので、まんまとやられました。
東海岸(南のほうではない)は多いようです。
周囲の人も医者も慣れていましたが、慣れていない外国人は要注意。
・草むら等の近くを歩くときは、肌が隠れる服装(長ズボン)
・虫よけスプレー
・帰宅後、玄関口で体をはたいてチェック
隙間から入って、心地よいところまではい上がってくるとか。。。。。。
経過(噛まれてから2-3日?)
刺されたのは、背中。
手は辛うじて届くぎりぎりのところ、目では見えそうで見えない部分。
あるときそこに、なんだか触れるとぐらぐらする黒いものが。。。
急性のほくろやできもの?!
と思い、皮膚関係は触ってはならないの鉄則のもと&グロかったので、見ないふりをすること1,2日(いつからあったか記憶なし)。
寝る前に見てもらったところ、「TICK!」
とのことで、彼(東海岸出身者で慣れてるらしい)が秒速でピンセットを持ってきて、抜いてくれました😢
最初はほくろだと思っていたので、ピンセットで抜く=えぐい!!!ケガする!!!悪い腫瘍だったら悪化する!!(笑)と思い、一瞬青ざめましたが、
「ほくろに足はあるか?!」と問われ、捕獲物を見せてもらったら、
確かに、丸い黒い物体に小さい足がついてました。。。
知らないって怖いですね。
マダニの概念がまったくなかったので、マダニだと認識できてませんでした。
捕獲物は、ジッパー付きのビニール袋へ(お医者に見せることもあるとか)。
結局、医者に行ったあとは、トイレに捨てていました。
マダニは、卵が飛んだりするので、つぶすのではなく、トイレに流す、が正解とのことです。
受診
噛まれて2日目にはなっていたので、噛まれたところを中心にちょっと赤くなっていました。でも腫れてるとかではない。
ピンセットで抜くまでは、かゆみもなかったのですが、抜いてから、かゆくなってきました。
実は、彼もその1週間前に、マダニが足元についていて(黒いのついてた!)すぐに受診していました。そのときに注意して!と警告されていたのですが、ダニ? なにそれ、と何ら関心も示してなかったことを後悔。。。
というわけで、急いで、翌日の朝一で、近くの薬局併設の簡易医療施設へ。
Tickに刺された、抜いた、等々説明すると、目視したあと、抗生物質を処方されました。
マダニに刺された場合の典型的な抗生物質のようです。
1日×2錠。
たくさん水を飲むよう言われました。
抗生物質とCOVIDワクチン
実は、この日の午後にCOVIDワクチンを予約していたので、気が気でなかった。
抗生物質とワクチンは相互作用がないので大丈夫、と言われ一安心。
一応、抗生物質の服用は、ワクチン後に(ワクチン接種時に、何か薬を飲んでるか聞かれるかもしれなかったので。結局聞かれませんでしたが)。
数日後、悪化(噛まれてから一週間後くらい)
ワクチンの副反応もなく、3日ほど、気分も軽やかに(ワクチン1回目済んだので)過ごし、ちょっとワインをのんだ日の夜。
悪夢と強烈な頭痛。。。
そして、咬まれたところを中心に、赤みが広がり、かゆみが出てきました。
飲みすぎ?を疑い、ワクチン副反応を疑ったのですが、「かゆみが出たり、赤みが出たら医者へ」、と言われていたので、マダニ関連と思い、お医者へ。
一通り説明し、患部を見せると、まだマダニの体の一部が残っている!とのことで、その場で医療用ピンセットで抜いてくれました。
この残存部が頭痛等の原因だった模様。
ライム病、とのことで、前回と同じ抗生物質を2週間×2錠毎日。
細菌と戦ってくれてる証?の抗生物質を服用時のだるさが最初ありましたが、頭痛等の不快症状は消え、赤みは徐々に引いていき、刺された部分のかゆみも消失。
ワクチンの副反応ではなく、マダニに刺されたことからの症状だったようです。
改めて、マダニの持ってきた菌の強さに驚き、甘く見ていたことを反省。
ライム病
ライムってなんだろ?と思ったら、コネチカットの地名から来たようです。
こちらは結構多いようで、医者も慣れていました。
ただ、後から思うと、初回のドクターがいい加減だったよな。。。と。
今回の教訓→
マダニに刺されて自分たちで抜いた場合、お医者に行って、素人が抜いたので、残存がないかも確認して、と伝えるべし。
素人がマダニを抜いても、一部皮膚に残存することはあるようで、医者に行って①取ってもらい、②抗生物質、が典型のようです。
2回目のお医者は、経過を話したときに、
私「マダニを抜いて、翌日医者にいって抗生物質もらって……」
医者「誰がマダニ抜きました?」(いい質問!)
私「彼です」
医者「見てみましょう」→「まだ残ってます、抜きます」
の流れでした。
なお、日本のお医者のwebサイトをぐぐると、お医者に抜いてもらう、が主流のようですが、こちらというか、彼セオリーでは、自分で抜いて、医者に行く、という感じでした。
今回は、ダニに刺されたことに気づき、すぐに抗生物質で対応したので良かったです。
怖いのは、気づかなかったとき!
近所の友達の親類は、何年も経って、突然、手にしびれがきて、医者に行ったところ、ライム病だった、とのことです。
つまり、刺されて気づかずに放置すると、何年も経ってから神経症状などが出てしまうという怖い病気。
ライム病もマダニも侮れません。
日本でも北海道などで多いようで、要注意です。
ブログなど見ていたところ、「ほくろのふりをしている」という表現をされていた方がいて、まさにその通り!!と思いました。
動くでもなく、ただただ吸血してじっとしているので、取れかけのかさぶたのような感じでした。
ほくろのふりをしている黒いもの、マダニ。
暖かくなるこれからしばらく、要注意です。
血を吸うと黒く丸くなりますが、若いダニは茶色っぽくてまた違う見え方です。一通り、幼虫から成虫まで、写真でチェックしておくと、いざというとき、マダニと判別できていいかもしれません(マダニはそこまでグロくはない)。